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Hetzner Cloud の始め方・料金・日本からの利用

最終更新: 2026-05-25 · ServerCost 編集部

ドイツ Hetzner Online GmbH が運営する欧州系 Cloud Compute です。AMD EPYC dedicated CPU + NVMe SSD を月額 €4.5(≒¥850)から提供する価格性能比が最大の特徴で、コスパ重視の本番運用や Docker / Kubernetes 用途で有力候補となります。本ガイドはアカウント作成から Server 起動・SSH 接続までを順に解説します。

Hetzner Cloud の特徴と料金体系

  • EU 3 拠点(Falkenstein / Nuremberg / Helsinki)+ 米国 2 拠点(Ashburn / Hillsboro)+ シンガポール 1 拠点
  • 料金は EUR 建て、税抜表記。日本居住者は EU VAT が課税されない
  • 最小 CPX11 = 2 vCPU / 2GB / 40GB NVMe / 20TB 転送 = €4.51/月
  • 月額の 20% で 7 日分の自動バックアップ。スナップショットは GB あたり月額 €0.0119
  • UI・サポートは英語・ドイツ語。日本語非対応

始め方の手順(8 ステップ)

  1. Hetzner Account を作成する
    https://accounts.hetzner.com/signUp で名前・メール・住所を登録。EU 居住者は VAT 課税対象、日本居住者は VAT 課税なし(住所欄に Japan を選択)。本人確認のため Identity Verification(パスポートまたは免許証の撮影)が初回ログイン時に求められる場合あり。
  2. Hetzner Cloud Console にログイン
    https://console.hetzner.com で Cloud プロジェクトを作成。プロジェクト単位で Server・Network・Firewall・Volume・Load Balancer を管理する。
  3. 支払いを設定する
    Settings → Billing でクレジットカードまたは PayPal を登録。EUR 建てで請求され、クレカ発行会社のレートで JPY に換算される。
  4. SSH キーを登録する
    Security → SSH Keys から公開鍵を登録。サーバー作成時に紐づければ root パスワード入力なしで接続できる。サーバー作成後に SSH キーを追加するには CLI / cloud-init / 既存サーバー経由が必要(Console から追加不可)。
  5. Server(仮想サーバー)を作成する
    Servers → Add Server から (1) Type(CPX11 = 2 vCPU / 2GB / 40GB NVMe 等)、(2) Location(Falkenstein / Nuremberg / Helsinki / Ashburn / Hillsboro / Singapore)、(3) Image(Ubuntu 24.04 LTS 等)、(4) SSH キー、(5) Name を選び CREATE & BUY NOW。
  6. SSH でログインする
    作成完了後 Public IPv4 が表示されるので ssh root@<ip> でログイン。Singapore リージョンが日本に最も近く(往復 70-90ms)、EU・米国リージョンは 200ms 以上。
  7. 初期セットアップを行う
    apt update && apt -y upgrade、一般ユーザー作成 → sudo 権限 → SSH 鍵をコピー → /etc/ssh/sshd_config で PermitRootLogin no / PasswordAuthentication no、ufw で 22/80/443 のみ許可。
  8. (任意)バックアップを有効化する
    Server 詳細の Backups から月額本体料金の 20% で 7 日分の自動バックアップを有効化。例: CPX11 €4.51/月 → 追加 €0.9/月(≒¥170)。

日本から使う場合のレイテンシ目安

  • シンガポール(Singapore): 往復 70-90ms。日本ユーザー向けの本番にも許容範囲
  • 米国西海岸(Hillsboro): 100-120ms。米国向けサービスを兼ねる場合に検討
  • 米国東海岸(Ashburn): 150-180ms。日本ユーザー直接接続は遅延を体感する
  • EU(Falkenstein / Nuremberg / Helsinki): 250-280ms。日本ユーザー向け対話的サービスには不向き

日本ユーザー向けの低レイテンシが必要なら、国内 DC を持つ事業者(ConoHa VPS / XServer VPS / さくらの VPS)を検討します。バッチ・データ処理・グローバル向けサービスなら Hetzner のコスパが活きます。

始める前に注意したい点

  • 初回ログイン時に Identity Verification(本人確認書類の提出)が求められる場合あり
  • Console から SSH キー追加は「サーバー作成時のみ」。作成後に追加するには CLI / cloud-init 経由
  • 請求は EUR 建て、円安時は実支払額が増える
  • 日本リージョンなし。インタラクティブ用途はシンガポール推奨

Hetzner Cloud の最新料金・プラン一覧

月額換算(JPY)・契約期間総額・全プランの最新情報は専用ページで確認できます。

Hetzner Cloud の料金・価格プラン一覧 →

執筆・監修

執筆: ServerCost 編集部 / 監修: 庄司 育雄

公式ページで確認できる情報だけを根拠にし、確認できない数値は推測で補完しません。

よくある質問

Q.Hetzner Cloud に日本(Tokyo)リージョンはありますか?

2026 年現在、日本リージョンはありません。EU(Falkenstein / Nuremberg / Helsinki)・米国(Ashburn / Hillsboro)・シンガポール(Singapore)から選択します。日本ユーザー向けのインタラクティブサービスにはシンガポール(往復 70-90ms)が最も近く、バッチ・国際向けには EU / 米国リージョンが選べます。

Q.Hetzner Cloud の料金は日本からも安いですか?

はい。CPX11(2 vCPU / 2GB / 40GB NVMe)は税抜 €4.51/月。日本居住者は EU VAT が課税されず税抜価格のまま、最新の EUR/JPY レートで概ね ¥850〜¥900/月。AMD EPYC dedicated CPU + NVMe SSD で同価格帯のクラウドより性能が高く、コスパ重視の選択肢として有力です。

Q.Hetzner Cloud は日本語サポートに対応していますか?

サポートは英語・ドイツ語です。日本語サポートはありません。Console UI も英語のみ。日本語サポートが必要な場合は ConoHa VPS / XServer VPS / さくらの VPS などの国内事業者を検討します。

Q.Hetzner のバックアップとスナップショットの違いは?

バックアップは月額本体の 20% で 7 日分の自動取得(世代管理あり)、スナップショットは手動で取得し GB あたり月額 €0.0119(≒¥2/GB)の従量課金です。本番運用はバックアップ、構成変更前の保険にスナップショットという使い分けが一般的です。