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Minecraft サーバー用 VPS の選び方・料金比較

公開: 2026-05-17 · 更新: 2026-05-26 · ServerCost 編集部

家族や友達と Minecraft を遊ぶなら、ホスト PC を立てっぱなしにするより VPS を借りるほうが安定で安く済みます。 本記事は、プレイヤー数・modパック有無・Java / Bedrock の違いから、必要スペックと料金を整理します。

プレイヤー数別の推奨スペック

プレイヤー数推奨メモリ推奨 vCPU備考
2〜4 人 バニラ2 GB1 vCPU友達と少人数
5〜10 人 バニラ4 GB2 vCPU定番
10〜20 人 バニラ8 GB2-4 vCPU軽量 mod 可
5〜10 人 + mod 多数8 GB2-4 vCPUForge / Fabric 入り
20〜50 人 + プラグイン16 GB4-6 vCPU本格サーバー
50+ 人32 GB+6+ vCPU専有 CPU 推奨

メモリは Minecraft サーバー本体が 1〜2GB + ワールド/チャンクで増えていきます。OS で 1GB は確保するため、 VPS は「必要メモリ + 1〜2GB のマージン」を選ぶのが安全です。

プレイヤー数 × Mod / Plugin × 推奨メモリ・vCPU

Minecraft Wiki は Java 版サーバーについて、少なくとも 1GB の RAM 割り当て、良いシングルコア性能の CPU、 そしてワールド成長・レッドストーン・モブ量で要件が大きく増える点を示しています。 Paper 公式も GC 安定のため少人数でも 6〜10GB を推奨しているため、VPS は OS 分を残して選びます。

同時プレイヤーVanilla / PaperPlugin 多めMod 入りvCPU の見方
1〜4人2GB4GB4〜6GB1〜2 vCPU。探索時だけ重くなるなら view-distance を下げる。
5〜10人4GB6〜8GB8GB2 vCPU 以上。シングルコア性能を優先。
10〜20人8GB8〜12GB12〜16GB2〜4 vCPU。チャンク事前生成とバックアップを前提にする。
20〜50人16GB16〜24GB24GB 以上4〜6 vCPU。共有 CPU より専有/高クロックを優先。

目安は ServerCost 編集部の運用マトリクスです。実際の負荷は Paper 設定、mod、ワールドサイズ、チャンクローダー、村人・ホッパー量で変わります。

TPS とチャンクで必要スペックを読む

Minecraft Java Edition のサーバーは、20 TPS(1秒あたり20 tick)を維持できるかが快適性の目安です。 公式 Wiki では Java 版サーバーに少なくとも 1GB の RAM 割り当てが必要、プレイヤーオブジェクトは約 50〜100MB の RAM を使うが、 ワールドの状態や行動でさらに多くのメモリを使うと説明されています (公式: https://minecraft.wiki/w/Server/Requirements, 取得日: 2026-05-17)。

重くなる主因は「人数」だけではありません。未探索チャンクの生成、村人やモブ、ホッパー、レッドストーン、地図探索、遠い view-distance が重なります。 Paper の server.properties では view-distance と simulation-distance がどちらもデフォルト 10 と説明されており、 simulation-distance は生物やエンティティが tick される距離を chunks 単位で決めます (公式: https://docs.papermc.io/paper/reference/server-properties, 取得日: 2026-05-17)。

状況TPS 低下要因最初に見る設定推奨余裕
2〜4人探索時のチャンク生成view-distance 6〜8、simulation-distance 4〜62GB でも可、OS分を残す
5〜10人拠点のモブ/村人/ホッパーmob-spawn-range、entity-activation-range4GB 基準
10〜20人同時探索、プラグイン、地図描画事前生成、Paper 設定、GC ログ8GB と高クロック CPU
mod 入り追加ディメンション、機械、チャンクローダーmodごとの負荷確認、バックアップ頻度8GB 以上、重いパックは16GB

CPU の重要性

実は Minecraft Java サーバーは シングルスレッド性能が支配的で、コア数より 1 コアあたりの性能が効きます。 多くの VPS サービス事業者は「共有 CPU」を提供しており、混雑時間帯は他テナントの影響を受ける可能性があります。 快適性を重視するなら 専有 CPU(dedicated)プランまたはHigh-Frequency CPUを提供するサービス事業者を選びましょう。

リージョン選び(レイテンシ)

Minecraft はリアルタイム同期型のゲームのため、レイテンシが体感に直結します。 プレイヤーが日本国内中心なら東京 DC、海外プレイヤーと混在なら DC を分散検討。

  • 国内プレイヤーのみ: 東京 DC(ConoHa / さくら / XServer / KAGOYA / AWS Lightsail Tokyo / Vultr Tokyo / Linode Tokyo / Contabo Tokyo)
  • 東アジア混在: シンガポール(DigitalOcean SGP1 / Vultr Singapore)
  • 欧米含む: 中心地に近い DC を選ぶ、または DC を変えながら運用

Java 版 vs Bedrock 版(統合版)

  • Java 版: PC 専用、mod / プラグイン豊富、Forge / Fabric / Paper / Spigot で運用が定石
  • Bedrock 版(統合版): PC / スマホ / コンソール対応、mod は限定的
  • サーバー必要スペックは Java 版の方がメモリを多く使う傾向(Bedrock は C++ 実装で軽量)

ConoHa for GAME / XServer for Game の存在

ConoHa と XServer は 「ゲームサーバー専用プラン」を別ブランドで提供しています。 通常 VPS とほぼ同じスペックですが、Minecraft / ARK / Palworld 等の 1-click インストーラー付きで、 初心者でもサーバー構築不要。やや割高なケースもあるため、価格比較推奨。

Paper / Purpur 設定の簡易例

Paper を使う場合、まず server.properties の view-distance と simulation-distance を下げ、負荷の高いチャンク生成を事前生成します。 Paper 公式は view-distance をサーバー側の描画距離、simulation-distance をエンティティ更新距離として説明しています (公式: https://docs.papermc.io/paper/reference/server-properties, 取得日: 2026-05-17)。

# server.properties の初期調整例
view-distance=8
simulation-distance=6
max-players=10
enable-rcon=false
sync-chunk-writes=true

JVM は Paper 公式の Aikar's flags がよく使われます。Paper 公式は少人数でも 6〜10GB のメモリを推奨し、 G1GC は十分なメモリがある方が効率よく動くと説明しています (公式: https://docs.papermc.io/paper/aikars-flags/, 取得日: 2026-05-17)。 ただし 4GB VPS では OS 分を残せないため、記事内の推奨スペックは「サーバーの規模に合わせて VPS を上げる」方向で扱います。

Purpur は Paper の派生で、`purpur.yml` の設定項目が多く、TPS 表示や rambar など監視・表示系の機能も持ちます (公式: https://purpurmc.org/docs/purpur/configuration/, 取得日: 2026-05-17)。 初心者は Paper で安定させ、必要な理由が出てから Purpur の追加設定へ進む方が安全です。

mod 入りサーバーは別物として見積もる

Forge / Fabric の mod パックは、バニラの人数表をそのまま当てはめると不足しがちです。 工業系、魔術系、地形生成、ミニマップ、チャンクローダー、追加ディメンションは CPU、メモリ、ディスク IO を同時に使います。 5人程度でも 8GB、重いパックや長期ワールドなら 16GB を候補に入れます。

重要なのは「人数が少ないから安い VPS で足りる」と決めないことです。 ワールドが育つほど region ファイルとバックアップ容量が増え、復元時間も伸びます。 mod 入りでは日次バックアップに加えて、mod 更新前にスナップショットを取り、起動ログとクラッシュレポートを残す運用にします。

Modパック例代表的な重さサーバーRAM目安注意点
Vanilla+軽量 mod / plugin 中心4〜6GBCurseForge は modpack の標準メモリを 4GB と案内。OS 分を足して VPS は 6GB 以上も候補。
Better MC地形・構造物・QoL 多め8GB 目安探索範囲が広がるほどチャンク生成とバックアップ容量が増える。
FTB 系工業・魔術・クエスト系8〜12GB機械、パイプ、チャンクローダーで tick 負荷が伸びやすい。
All The Mods大型・mod 数多数12〜16GB 以上少人数でも重い。VPS はメモリだけでなく高クロック CPU と NVMe を優先。

ワールド事前生成とバックアップ容量

TPS を安定させるうえで、スペック追加と同じくらい効くのがワールドの事前生成です。 プレイヤーが初めて遠出するたびにチャンク生成が走ると、CPU とディスク IO が一気に上がります。 Dynmap や Bluemap、地形生成 mod を使う場合はさらに重くなるため、公開前に行動範囲を決めて生成し、生成中はプレイヤーを入れない運用にします。

ただし、事前生成はディスク容量とバックアップ容量を増やします。 50GB SSD の安い VPS では、ワールド、バックアップ、ログ、プラグインデータで余裕がなくなりやすいです。 長期ワールドや mod 入りでは、メモリだけでなく SSD 100GB 以上、日次バックアップ、更新前スナップショットを前提に見積もってください。

注意ポイント

  • 転送量: 大人数だと月数 TB 行く可能性。多くの VPS は無制限だが、海外は有償
  • バックアップ必須: ワールドデータは取り返しがつかない。日次バックアップ ON 推奨
  • 長期契約割引: 24/36 か月で大幅安、ただし途中解約不可
  • 商用利用: 商用サーバー(課金システム等)は サービス事業者の ToS 確認

関連: 主要 Provider の料金プラン一覧

執筆・監修

執筆: ServerCost 編集部 / 監修: 庄司 育雄

公式ページで確認できる情報だけを根拠にし、確認できない数値は推測で補完しません。

よくある質問

Q.少人数の Minecraft サーバーは 2GB VPS で足りますか?

バニラで 2〜4 人程度なら 2GB から始められます。ただし OS 分のメモリ、ワールドの成長、プラグイン追加を考えると余裕は小さいです。5 人以上、Paper / Spigot、軽い mod を入れる予定があるなら 4GB を基準にします。

Q.Minecraft 用 VPS はメモリと CPU のどちらを優先すべきですか?

どちらも重要ですが、Java 版は 1 コアあたりの性能が体感に出やすいです。メモリ不足は OOM やラグの原因になり、CPU のシングルスレッド性能不足は TPS 低下につながります。大人数や mod 入りでは 8GB 以上と高性能 CPU を選びます。

Q.国内リージョンを選ぶべきですか?

日本国内のプレイヤー中心なら東京または国内データセンターを優先します。Minecraft は操作の遅延が体感に直結するため、料金差だけで海外リージョンを選ぶとラグが気になりやすいです。海外メンバーが多い場合は全員の中間地点を検討します。

Q.ゲーム専用 VPS と通常 VPS は何が違いますか?

多くの場合、基盤スペックは近く、ゲーム専用 VPS は Minecraft などのテンプレートや 1-click 構築が付く点が違います。初心者には構築が楽ですが、慣れているなら通常 VPS に自分で Java、Paper、バックアップを設定する方が柔軟です。

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参考にした公式情報